気功用語集
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気功と太極拳(きこう たいきょくけん)
太極拳はもともと武術で、他人と戦い、打ち倒すことを目的としてきました。
しかし、ほかの武術と違って、太極拳は気功の達人によって編み出されたものなので、一般に『気』を用いる中国武術の中でもひときわ気功的要素が強く、その練習方法はそのまま気功として用いることができます。その面から言えば、太極拳は気功の一部分、それも非常にすぐれた総合的な気功法です。
しかし、これまで、日本の太極拳は、どちらかといえば動作が中心の『スポーツ太極拳』でした。
つまり、気の抜けた太極拳でした。これは、動作が複雑で、その動きを覚えるのが中心にならざるを得ないのが原因だと思われます。動作を自然に出来るまで習熟し、その上で気の流れを制御できるようになれば、気功と同様の効果が期待できます。
気功とヨガ(きこう よが)
気功とヨガは、よく似ています。
もともと私達が良く知っているヨガは、体を驚く程曲げたりするものですが、ヨガの目的は呼吸と共に『意識をいかに体のすみずみまでいきわたらせ、エネルギーをコントロールし、体の可能性を引き出すか』といったものです。また、ヨガでは体の正中線上にあるチャクラと呼ばれるエネルギーセンターを活性化させるという目的があります。このチャクラが活性化することで、その人のエネルギーが高まると考えられています。そのチャクラの一部と気功の重要なツボ(経穴)である下丹田、中丹田、上丹田の位置が一致することからも、アプローチ方法は違いますが体の開発という意味で気功とヨガは非常に似ているといえるでしょう。
実際中国では、「ヨガはインドの気功だ」と言われています。
経絡 (けいらく)
気と血が流れる体内の通路で、内臓と体の指先までを結ぶと考えられている。人体を縦に走る経脈と経脈から分枝して身体各部に広く分布する絡脈を総称するものである。経脈には、正経12経脈、奇経8脈があり、絡脈には15別脈(大絡)がある。経絡上には、ツボ(経穴)と呼ばれる反応点が存在する。
ツボ(経穴)
経絡上に存在する体の反応点。ツボによって固有の働きや反応する臓器、器官があると考えられており、東洋医学の鍼灸、按摩はツボを治療ポイントとして施術を行う場合が多い。
先天の気(せんてんのき)
先天の気が強ければ、比較的健康で病気にもなりにくいのですが、無理をして大量に消費していると衰えていきます。この「先天の気の消耗過程が老化である」とされてきました。先天の気は腎に宿るとされています。
その先天の気を後天の気で補いながら生物は生きていると考えられています。
後天の気(こうてんのき)
後天の気は飲食、呼吸によって補われ、水穀の気として体内に取り込まれます。私達は、こういった生命活動を通して、自然に後天の気を補ってきました。後天の気は人間が元々生まれ持つ先天の気を補う役割を果たします。しかし、現代においては環境の変化、飲食物の生産方法が変化することにより、水穀の気が低下しているといわれています。
それに加えて、現代人の不規則な生活は、水穀の気を取り込みにくい状況へと変化し、気の消費量に比べて補給量が追いつかないという結果に陥る傾向があるようです。
そういった点からも、気功などで不足した気を補うことは、有効な手段といえるでしょう。
道家の練功の理想は、老化していく人の一生の流れを逆流させ、老化すなわち先天の気の消耗を後天の気で補い、老年の人は壮年へ、壮年は青年へと体の状態をもどして行くことです。
宋気 (そうき)
宋気とは肺において後天の精と呼吸によって取り込まれた天の気が交わり、胸中(だん中)に集まる気のことを言う。五臓との関係では、宋気は心と肺(三焦では上焦)に関係が深く、これらの臓の活動を支えている気である。
収功 (しゅうこう)
気功の最後に必ず行うもの。
目的は、気を特定のツボ(経穴)に降ろすことによって気の流れを整え(最初のツボは下丹田)、練功によって得た力を内部に取り込み、偏差(副作用)を防ぐことにあります。
上虚下実 (じょうきょかじつ)
気功・大極拳などで要求されるもっとも基本的な状態です。意識は腰から上が三、腰から下が七の割合、つまり上半身は軽く、下半身はどっしりして安定している状態をいいます。
営(栄)気
血と共に全身をめぐり、生命活動の元となる気。
衛気
内臓の間や体表に出て、外邪の侵入を防ぐ働きをする気。
邪気
ネガティブなエネルギーのこと。基本は、病気の原因となる外邪を指す。外邪とは、環境の変化により六気(風、寒、暑、湿、乾、火)が限度を超えて、人体に悪影響を及ぼす六淫となった時、それらに邪をつけて呼称したもの。風の邪が人体に入ることを風邪と呼ぶように、日本語の中にもこの邪気の思想が取り込まれている。最近では、六淫以外にも我々に災いをもたらすものを、邪気と呼んでいる。
上丹田 (じょうたんでん)
頭部にあり、身体機能全てを指令するところ。
静功
体を動かさずに行う気功。意識を使って体内の気を動かす。一般的に、体の正中線上にある任脈、督脈を動かすルートを小周点と呼ぶ。姿勢についても、立位、座位、臥位(寝転んだ状態)それぞれのやり方がある。
按摩功
体をさすったり、揉んだりしながら気を巡らせる方法。動功のように大きく体を動かすのではなく、体の各部に手の平を当てて行うのが特徴である。
三調
気功を成立させるための条件、調身、調息、調心(神)のこと。
調身 (ちょうしん)
それぞれの功法において、決められた姿勢を指す。別名では調形とも言う。体の姿勢が整えば、エネルギーは流れやすくなり、功力も高められる。特に、日本人は形にこだわる部分が強く、先に形を覚えないと意念でエネルギーをうまく回せないという人も多い。
調息 (ちょうそく)
姿勢を覚えたらその動きに合わせて呼吸をする。呼吸には、先天呼吸と後天呼吸がある。先天呼吸とは、皮膚呼吸のことで、気功の修練がいい状態になれば、自然と呼吸量が増える。その証拠に、修練後にお風呂に入ると、たくさんの気泡が皮膚についていることがよくある。これは、皮膚呼吸量が増えた証拠である。
また、後天呼吸とは、肺呼吸のことを意味する。胸式、腹式、逆腹式など、用途に合わせた呼吸法が存在する。
呼吸は、鼻から吸って口から吐く、鼻から吸って鼻から吐くといったやり方が多い。
調心(神) (ちょうしん)
内丹派
気功をすることによって体内の気を高め、それを貯蔵することに重点を置いた流派。
外丹派
自然界にある生物や鉱物を使い丹を作り、それを体内に取り入れることで気を貯蔵しようとした流派。元来は、不老不死を求めて丹(薬)を研究・開発していた流派。
皇帝内経(こうていだいけい)
二千年以上前の医学書。それ以前の文献がまとめられた最古の体系的医学書といわれている。その書の中では、気功について20箇所以上の記載があり、気功がすでにその時代から用いられていたことがわかる。
立禅
立って禅を組む、身体のバッテリー充電方法。これを行うことで、エネルギーだけでなく足、腰が鍛えられ筋力も強くなる。内臓から筋肉にいたるまで改善されるので、やわらかい弾力のある筋肉や柔らかい体つきになり、体質改善ができる。
スワイショウ
腕を振ることにより、腰痛の予防治療に役立て肝機能を高めます。郭林気功では、、ガンの予防治療に役立てられている。腕の振り方は、前後だけでなく、左右などパターンが様々あり、目的別にその方法を選択する。
よく使われるツボ(経穴)
- 百会
- 頭頂部の正中線上にあるツボ。両耳の最も尖った部分を結ぶ線と正中線が交差するところに取る。頭痛、鼻づまりなどの際に使われる。
- 印堂
- 眉間の中央より少し上にあるくぼみ。意識を起こす際に、最初に集中することもあるため、玄関と呼ばれることもある。チャクラではアジナーに該当する。
- だん中
- 第四肋間中央、胸骨体上にあるツボ。八会穴では気会と呼ばれ、宋気が集まる場所とされている。
- 風池
- 後頭部下端のくぼみから、髪の生え際にそって4センチ、外側にあるツボ。下から頭蓋骨の中に向かって押すと頭の中に響く。
- 労宮 (ろうきゅう)
- 掌の中心あたりにあり、気の出し入れを認識できる大きなツボ。気功師は、主にこの労宮から気を出したり取り込んだりしている。
- 湧泉 (ゆうせん)
- 足裏にあり、大地のエネルギーが出入りするツボ。体内の疲れた気を出すツボでもある。特に足裏にかく汗は邪気が排出されたものであり、濡れタオルなどでふき取るとスッキリする。
- 命門 (めいもん)
- 背中側の腰のあたりにあり、腰痛治療などに使うツボ。消化器の種火を宿すツボとも言われて、命門気が強いと消化器内臓が健全だと言われる。
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